島村楽器 セブンパークアリオ柏店 シマブロ

島村楽器 セブンパークアリオ柏店スタッフによるイベント情報やお知らせなどを発信するブログ(シマブロ)です。

【店長直伝】WEBギタークリニック①練習でアンプを使用しない人が陥りやすい注意点とアンプ選びのヒント!

店長直伝ギタークリニックで扱った内容を題材に上達につながるヒントを定期的に共有して行きます!

島村楽器セブンパークアリオ柏店店長の金沢です。柏店で定期開催しているギタークリニックで取り上げた内容等をWEB上で皆様と共有して行きたいと思います。
今回は、練習環境についてのお話です。回り道せずに確実に上達する為にとても大切な内容となります。細かい事は気にせずにただ気軽に楽しめれば良いと言う方は読み飛ばしてください。本気で上達したい方、伸び悩んでいる方だけ読んで頂ければと思います。何か役立てば幸いです。

練習の際はアンプを使っていますか?生音で練習している方は要注意です!

エレキギター演奏は、アンプへどのような情報を送り、キャビネットをどう震わせるかを習得する事がポイントです!アンプがサウンドの要で、そこにギター本体を通じて演奏者の思いを伝えていきます。その伝えやすさが楽器の実力差です。ギターに合うアンプを選ぶのでは無く、アンプを鳴らしきって生かせるギターを選ぶのです。アンプありきの判断が出来ると、途端に良いサウンドへの道が開けます。

アンプを使用しないデメリット①必要以上に強すぎるピッキングに陥る

エレキギターは、アンプからの出音を聞いて、その音色コントロールを習得して行く事が重要課題です。では、アンプに繋がずギター本体からの生音を聞こうとすると、どういう状況になってしまうのでしょうか。大半のエレキギターは、生音で弾くと、構造的に音が豊かに響かないので、の音だけを頼りに聞く事になってしまい、必要以上に強くひっかけてピッキングするクセの強い弾き方に陥ります。パシンッ!とフレットにあたりサスティンの無いパーカッシブなサウンドになります。楽器の魅力である余韻は無くなってアタックだけが目立ちます。(こういう効果を音楽的に狙うのはありです!)カラオケ等でマイクを使わずに生歌で大声で歌っているような感じです。常にフォルテ、MAXの力で弾き続けると手も痛めやすいです。つまり生音での練習は、人が生声で必死に歌っているのと同じ状況、力んで喉で歌っている感覚です。そして常に大声でどなっている状態です。マイクで適量な音量で聞き取れるから、やっと正しい表現が可能です。電気の力が加わったサウンド、つまりカラオケでマイクを通して出ている声で表現する練習をするのです。生歌練習をいくらしてもマイクに声を乗せる練習をしなければ、上手くいきません。必ずアンプからの出音をコントロールする意識を持って日々の練習に取り組んでください。

アンプを使用しないデメリット➁ノイズに対しての処理に関しては怖いくらい何も身につかない!

もう一つの弊害が、当たり前ですが生音ではノイズが全く発生しないので、ミュートの練習が不可能です。ギターは音を出すよりも不必要な音を出さないようにするミュートの技術が大切です。音を切るタイミングも掴めないので、ノイズや不要な雑音が多く切れ味が出ません。切れ味良く弾けてると思っていたら、いらないが一緒に鳴っていたと言う事は良くあります。

アンプを使用しないデメリット③肝心なエレキギター音作りが一向に学べない。

ピックアップによる音のキャラクターの違いや、そもそもの歪みとクリーンの弾き分けやボリューム調整など全く練習出来ません。エフェクターを使用した音作りエレキギターの醍醐味であり、ここも慣れて行かなければならないのですが、その為の練習が出来ません。楽しみが半減どころか、ほぼ皆無と言えます。

つまり、アンプを鳴らさずに生音で練習している状態では、習得すべき大切な事が何も身に付きません!
エレキギターアンプを使用しない練習は、百害あって一利なしと断言しても良いと思います!アンプ無しでも何とか出来る事は、フレーズやコードのポジション確認くらいです。

せっかくなら表現力が身につく良いアンプを選びましょう!

表現力とは、例えば絵画でいうと、用意された画用紙の大きさ、濃淡や奥行きなどトーンの幅広さと似ていると思います。
そして手法として、クレヨン、12色鉛筆、24色色鉛筆、36色色鉛筆、絵の具とパレット等、どんなサイズの画用紙にどんなアイテムで絵を書くかに近いと思います。
道具がシンプルになれば、単純に描けますが、細部を繊細に描く事は難しく、道具が複雑になる程、扱う技術の習得が必要になりますが、限りなく繊細な表現が可能となります。
この感覚が楽器選びやアンプ等の機材選びにも通じます。ではデジタルとアナログの違いを考察して行きましょう。

デジタルの特徴とアナログの特徴

デジタルは、コンピューターで描くCGやグラフィックデザイン。アナログは実際に紙に描く絵画です。文字だとメールか手紙です。手書きフォントがシュミュレーターで、実際の手書きがアナログのイメージです。にじみや味わい、変化を楽しめます。デジタルの手書き風かアナログの手書きかの差です。アンプで言うとマーシャル風か実際のマーシャルかの差です。手書きフォントで手書き風の文章を作ったり、コンピューターを駆使してグラフィックソフトでデザインしたり、綺麗な色を選び作品を仕上げても、実際に絵を描くときに絵の具で色合いを出せるか、文字を綺麗に書けるかは、別次元のお話です。パソコンで手書き風に綺麗な文字を書けても、実際に筆やペン、鉛筆で綺麗な文字を書けなければ、やはりリアルな表現力はありません。デジタルでの表現出来る事と、アナログで表現出来る事をしっかりと理解し、使い分けて行く事がこれからのギタリストには必要になって行くと思います。デジタルの利点を最大限に活かして追及するか、アナログでの表現習得にチャレンジするか、アナログはある程度の時間は練習、修行がいります。すぐに上手くはならないです。もしかしたらレッスンや学校に通う必要もあると思います。デジタルは、誰でも簡単にそれなりの絵を描き、綺麗な色をつけられたり、文字を書ける可能性が高いです。複製や再現性も非常に高い。アナログは、同じものは存在しない刹那の世界です。だからこそ魅力を感じる方が多いです。ギターアンプの表現力も同じです。用意されたカラーバリエーションから色を選ぶのか、その色が出せるように練習しなければ出せないのか、ギターは練習しないと上達しません。弾けてる気分を味わって満足して終わるか、本当に弾けるようになるかはあなた次第です。赤と言う色が用意されている中で楽しむも良し、自分で赤色を作り出す楽しみを得るも良し!それぞれの良さがあります!

デジタルは、CDの音に近いです。

良い状態の生音を録音し、変化させずいつでも同じように再生する事が出来ます。いつでもどこでも、天気が晴れでも雨でも誰でも基本は同じ音が出ます。
基本は常に良い音がします。悪い音が出しにくいです。良い音を収録してるので。例えるならば、録音した声です。いつ再生しても同じように聞こえます。
テレビやCDで聴く小鳥のさえずりや、川のせせらぎや波の音、スマホで録音した声。事前に用意された音を再生するので、基本的に同じように操作すれば同じ音が毎回出せる。
ライブでもCDで聞いている音と同じ音が出せる等の再現性が高いです。

真空管アンプは、レコードの音に近いです。

その時、その瞬間で音が生まれるライブの音。実際に身を削って毎回音を生んでいます。私たちの声と似ていますね。同じ人でもコンディションによって変わります。
その日の天気や湿度で音が変化する。まるで生き物です。調子の悪い日もあります。良い音も悪い音もする事がポイントです。リアルです。
演奏者のコンディションや気持ちまで音に出ます。ごまかせません。下手な人は下手な音、上手な人は上手な音。その人にしか出せない音です。
森で実際に聴く小鳥のさえずりや、川のせせらぎや波の音その場で聞いた生の声。同じ音は二度と出ない。その瞬間切りの音。生々しいライブな音。

まとめ

最終的には、どちらにも使用する状況によって使い分ける時代だと思います。ただギターの練習、表現力を鍛える観点から判断すると真空管アンプで練習する時間は非常に大切です。本物を知っている人が、デジタル機材を使用する際は、最大限魅力を引き出し、より近づけて行けます。私の見解ですが、デジタルが目指している最終目標の多くはアナログの音の再現なので、出来ればアナログな真空管アンプを手にする事、やはりアナログの駆動を体感して知っている事が、最新デジタル機材を使いこなす上でも良い方法では無いかと考えます。再現性が60%から70%になり、ついに80%になりましたと言うのが最新のデジタル機材の進化の多くです。これが100%になる事は無いと思いますので、最終着地は99.9999,,,,,%がゴールだと思います。今日までの音楽の歴史を再現して行くのであれば、現在の最新デジタル機材でもかなり良いレベルまで迫る事は可能だと思います。ただ、デジタルには越えられない一線は確実にあります!そこにエレキギターの魅力や醍醐味もあります!この記事が何かのご参考になれば幸いです。

このようなお話にご興味のある方は、ぜひお気軽に店長直伝ギタークリニックへご参加ください!
実際に体感して頂くと理解も早まると思います!お待ちしています!

ではまた次回!

ギタークリニック

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この記事を書いた人

島村楽器セブンパークアリオ柏店
店長・ギターアドバイザー 金沢(カナザワ)

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中学でkinkikidsがTVでギターを弾いている姿を見て地元成田の島村楽器でアコギを購入しギターを始める。高校時代はLUNASEAに憧れ、バンド活動をスタート。INORANSUGIZOモデルは今でも多数所有。その後、音楽学校メーザーハウスでギター演奏と音楽理論、アレンジを学ぶ。卒業後は2002年頃より、ギタリストとしてプロ活動をスタート。スタジオ、アーティストサポート、楽曲提供、講師、デモンストレータ―を経験した後に、10代より縁があった島村楽器に入社。現場経験を生かした機材選びや、サウンドメイク、演奏のレクチャーを得意としています。アンプ直で良い音を出す方法から、コンパクトエフェクターのボード組み込み、デジタルエフェクターを駆使したMIDI制御の大型ラックシステムの構築まで、ギターサウンドの事は何でもお気軽にご相談ください!基本的にはコンポートネント系のストラトキャスターが好きで多数愛用しています。好きなブランドは、Suhr、好き過ぎて気が付いたら8本。。。アンプSuhrです。。。その他の所有楽器は、Sadowsky NYC、TOMANDERSON、DONGROSH、JWB、JIMMYWALLACE等、プレイに影響を受けたギタリストは、ラリーカールトン、スコットヘンダーソン、パットメセニー、マイケルランドウ。好むジャンルは、JPOP、ロック、フュージョン、ブルース、ジャズ、ゲーム音楽。皆さんお気軽に声をかけてくださいね!


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